法政大学の学生さんからの「かたゑ庵を知りたい!」ミーティング

今回松江市の観光文化課からご相談があるとのことで、

先般職員お二方がかたゑ庵へお越しいただきました。

詳細や経緯は最後に書きますが、

法政大学の学生さんから、

かたゑ庵の取り組みについて知りたい、聞きたいと、

できればこちらに来てお会いしてお話を聞きたいが

コロナ過であるので、

リモートにてお願いしたいとこと。

それに対して、喜んでお受けしたいと、このたび

8月24日19時より

一時間半の予定でZOOMを使ってスタートしました。

参加者は、

松江市の文化観光課からお二人。

法政大学から学生、女性1名男性2名。

そしてわたくし。

ヒヤリング形式で、その質問にこたえていく形式で

スタートしました。

その模様は、当初スクリーンショットで撮っておこうと

思っていましたが、

最後までそのことを思出せずここにその画像を表示できず、

テキストのみとなりました。

法政大学の皆さんの私からのヒヤリングから何かをつかみたい

その情熱に押されおこたえする。

当初1時間半の予定も2時間を超えそうになって

松江市の方からタイムアウト。

ほっておけば、軽くあと

1時間は、続いていたかもしれないほど、

学生の皆さんの質問は続きました。

ここで、今回の法政大学の学生さんが

なぜ、かたゑ庵の取り組みに興味をもっていただいたかを

これからお話します。

皆さんは

梅謙次郎という人をご存じですか。

恥ずかしながら私は、その名前を聞いてもすぐにピンときませんでした。

この方については、

ここで長々と紹介するよりも検索していたければと

思いますが、

ポイントは、

この梅謙次郎という方が、

法政大学の初代総長だということと

そして出身が松江市。

このつながりを生かし、

松江市が

2019年5月

「本学初代総理(現在の総長)、梅謙次郎の出身地「島根県松江市」と法政大学が連携・協力協定を締結」のタイトルで報道機関から紹介される。

そして具体的なアクションを2020年に予定をしていたのですがコロナで延期。

そして今年、

具体的なアクションがスターとし、

下記内容のメールが松江市を通じて届きます。

 

かたゑ庵
代表 青戸裕司様

はじめまして、法政大学所属、学部生の〇〇です。

この度はお忙しい中ヒアリングをお受け頂き、誠にありがとうございます。
メンバー一同とても楽しみにしております、よろしくお願い致します。
私達は現在、法政大学主催、島根県松江市(大分県杵築市)共催の「地方共創プログラム」
に参加しております。そこで地域活性化に繋がる、実現可能なプランの企画提案を目指して
いる所です。中でも私たちは「自然を活かした体感プロジェクト」の班として話し合いを行
っております。
今回私たちは企画を作る上で、地域の多様な人たちと共にプロジェクトを作っていくこと
が大切だと感じています。そこで色々と具体的な事例を調べているうちに、青戸様やかたゑ
庵さんの取り組みを知り、ぜひ体験談やアドバイスをお伺いしたいと思い、ご相談のお願い
をさせて頂きました。
具体的な質問の内容に関しては、2 ページ目に記載しております。お手数をおかけしますが、
お目通し頂けますと幸いです。また、私たちのプロフィールも記載させて頂きます。
改めまして当日はよろしくお願い致します!
2021 年8月 23 日
法政大学

〇〇

そこで、今回のヒヤリングとなりました。

まだ、かたゑ庵は、オープンして数日前にやっと丸2周年を迎えたばかり、

市内には老舗の全国・世界に通じる旅館や様々な地域を生かした取り組みを生かしておられる

先輩方のお店がある中、

まだこの業界では駆け出しの、そのかたゑ庵に興味をもっていただいたことに

いたく、恐縮いたしました。

様々な質問がよどみなく続き、

あっという間の2時間でした。

私にとっては、今回のヒヤリングは、自身の振り返りもなり、

ヒヤリングから見えてきた、

大学生の視点も参考になりました。

未定ではありますが、次回こちらで顔を合わせてのミーティングが実現できる日を今は、こころ待ちしています。

今回ZOOMには、10年以上前から留学生支援活動のご協力でお世話になっています、

観光文化課の宮廻次長も画面に顔を出していただき、武田係長の楽しいパフォーマンスも入り、大学生の年齢に近い吉田さんも議論に加わって、

とても有意義でした。

そして、皆さんの期待にお応えできるように、精進してまいります。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

かたゑ庵おかげさまで2周年。激動の中、この2年振り返りと感謝。

数あるホームぺーの中から、かたゑ庵のホームページへ来ていただきありがとうございます。

かたゑ庵は、フェイスブックやツイッターのようなプッシュ型のプラットフォームは使っていません。

またOTA等の旅行サイトも一切使っていません。

一方、かたゑ庵のホームページは、プル型。

皆さんが何らかの興味や検索キーワードやあるいは誰かの紹介によって意識的に来られない限りここへはたどり着けません。

なので、今まで、ここにたどり着き、ご覧いただいた方々に改めてお礼を申し上げます。

さて、

2019年の8月20日にグランドオープンしました、かたゑ庵も

おかげさまで、丸2年となりました。

オープン当初、外国人対応のゲストハウスとして、インバウンドを主軸に戦術・戦略を練り、

「民食」というアイデアと地元の方々の協力で、希望に燃えた力強いスタートを切ることが

できました。

クラウドファンディングも「all or nothing」での自身を追い込んでの挑戦も

多くのご支援者のお力で、達成できました。

目玉の「民食」は、地元の新聞社やNHKをはじめとするテレビ局、そして、

東京からもテレビ朝日が1週間滞在し取材し、番組を組み放送されるなど、

注目を集め、この手ごたえは、翌年からの更なる飛躍を私の周りも私自身も

期待しました。

2020年の1月、片江の墨付け祭りで、神輿を担ぎ海へ入り、冬の海へ胴上げ状態で投げられる例年行われる祝福の儀礼も心地よかった。更なる上を目指そうと天に向かって指を向けた。

投げられ、全身海中に沈み
身を清める。この光景が毎年続くと思っていた。


しかし

その後は、言うまでもなく、コロナ禍の中で、毎月状況が悪い方へ変化してくる。

2020年5月頃には、区長さんから外国人が泊まりに来たら知らせてほしいとの電話がはいる。

住民のだれかが、その不安を区長さんに伝え、それでそういうことになったのではと思う。

その気持ちは、わからなくは、なかった。

ただ、外国人が来たことを伝えることで、予期しない差別が起こるのではないか。すでに物理的に外国人は来られない、今は外国人だけでなくもうだれが感染者になってもおかしくない、そして今は、3密を避けることこそ大事ではないか。

電話の説明では誤解があったり真意伝わらないと思い、そういった内容をかたゑ庵としての考え方としを文章として区長さんに渡した。

更に、自粛警察は、どこでもいると誰かがいっていたが、それはあたっていた。
多くの同業者ゲストハウスでも同じことが起こってると直感した。

どれだけ多くの宿泊業・飲食店や医療従事者が、この絶対的に反駁できぬ中、言い知れぬ屈服感の中で、もがいている人たちがどんなにいることだろうかと、その思いを共有した。

しかし、一方で、この状況下で応援してくれる多くの片江の住民の方々。「たいへんだね」「頑張ってください」そういった言葉をかけていただいている。

今年から宿泊以外の収益を兼ねて、新たにはじめたラーメンもそれを聞きつけて来ていただいた地元の方々、

消防団・定置網の漁師の皆さん・そして三世代揃って食べにきてくれた家族も。

カウンターのアクリル越しの笑顔に救われた。

地元の人に励まされ、インバウンドからマイクロツーリズムへのシフトがはじまった。

もはや、インバウンドを引きずるわけにはいかない。

目玉の「民食」も絶望的となった。

そして、心機一転はじめたのが

①カヤック体験ツアー。
島根県のカヤックインストラクターの第一人者の森山尚氏との出会いがなければ、実現できなかった。
そして、地元の宮崎哲人さんの惜しみない協力は、私が片江に移住した当時から、はじまり、そして今は、かたゑ庵の屋台骨を支えている。

②フォトツーリズム
歩いて1分の透き通ったビーチ。古民家・そして特設スタジオ。この3つの強み。もともと外国人に甲冑を着せて写すためのスタジオとして用意していた。更にカメラマン池田淳一郎氏との出会いから、新たな写真撮影スタイルの構築も。プロのカメラマン赤山シュウ氏も様々な場面で協力いただいている。

③歓交ガイドの養成講座をスタート。
ジオパーク・くにびき神話・地元ガイド自身の経験談の3つのポイントで、地元の住民交流型ガイドの養成講座をかたゑ庵の新企画として実施。講師としてきていただいた松江市のジオパーク推進室の三代隆司は、四十二浦巡礼巡りの途中に来ていただいたことをきっかけに頼っていった。

④海酒DOBON
海のワインセラーと称し、お気に入りのお酒を預かり、半年片江湾の深海に沈め、その熟成を
楽しむサービス。片江漁業組合長の寺本太氏との協力を得て、実現。
そして奥出雲葡萄園の安部工場長・そして松江のワインのソムリエ太田氏も参加。
これはコロナ前の取り組みではあるが、コロナ下での親和性は良く、今年3回目の募集を9月下旬からスタートする。

様々な人との出会いが、次につながってきた。

一方、新たな取り組みの中での、オペレーションを見直す。

新しい試みは、当然仕事をタイトにする。コロナ禍では予約・キャンセルの予測がつかない、そのためあらかじめ人手を増やせないし、増やしたとも採算があわない。

人件費を抑えるためには、ワンオペでできるように、可能な限り工夫を凝らす。

①WEB上での各種予約の完全自動化。

②館内での飲食メニュー(ラーメン・コーヒーケーキセット・アルコールなど)のオーダーから洗濯機利用やクロスバイクレンタルサービスなどすべてをQRコードからメニューを表示、決済まで行う。非接触完全自動化。

おそらくゲストハウスの運営は、よほど立地がいい場所でない限り、その収益性の低さからワンオペが多いのではないだろうか。
IT化で、かなりの部分を省略可能だ。特に電話での問い合わせやお店でのお金のやり取りは、少なくなり現在構築したシステムで、かなり有効に機能している。

そして、we live 山陰キャンペーン・松江市のリフレッシュキャンペーン・美保関の宿泊キャンペーンは、このおかげで、マイクロツーリズムに大きくシフトできた。

特に宿泊とそれに付随するアクティビティとしてのカヤックやバーベキュー等の食事の組み合わせは、このキャンペーンのお陰でプランを作れた。

そして、何より県内在住者のご利用を促せ、まさにマイクロツーリズムへの移行となった。

we live 山陰キャンペーンは、今年3月末が終了だったのが、現在9月末まで延長。県の独自の判断で

臨機応変に行っていただいていることに感謝。

しかし、昨日、we live 山陰キャンペーンは、今月23日をもって一時中止の連絡。

これは、残念だが、状況を読んでの事だろう。きっと中止の期間は長くないと願う。

今やすべての長(おさ)は、指示待ちでは、機能不全であてにならない。

この国難は、脱指示待ち。
法を超えてユダヤのを救った杉原千畝たれ。
独自の早い決断と行動を丸山知事にこれからも期待し、we live 山陰キャンペーンに限らず独自のアイデアを今こそ試していただきたい。上定市長もしかり。(ここに書いていても知事や市長にまで伝わらないとは思うが)

一方、かたゑ庵の独自の判断と決断として、現在まで県外からのご予約は、特別な理由や対策(PCR検査)がない限り、お断りしている現状は、お察しいただき、どうかご理解ください。

最後に

今年どこかで見つけたことば、「打つ手は無限大」に共感。

そして、父が生前、自身の会社の壁に掲げてた「努力 努力 また努力」の連続した3文字が浮かび上がってきた。

we love山陰キャンペーン一時中止の連絡8/23以降に適用。

残念なお知らせです。

本日、島根県より、we love山陰キャンペーン一時中止の連絡がfaxでありました。

かたゑ庵ではすでに、この期間にご予約をいただいている方もあり、

今後we love山陰キャンペーンが適用できなくなった旨、お知らせすることになります。

県内の宿泊を県が中止するものではないとの説明がありますが、

前提条件が反故にされるので、それでキャンセルされる方もあると思います。

それは、仕方がありません。

現在、かたゑ庵では、コロナの猛威の中、独自に県外の予約をお断りしていて、県内対象のwe love山陰キャンペーンはコロナ禍の中の大きなよりどころでした。

この一時中止は、まことに残念です。

取り急ぎお知らせいたします。

 

 

地域・教育魅力化プラットフォーム白熱合宿!

この度、「一般社団法人 地域・教育魅力化プラットフォーム」の合宿場所として、

かたゑ庵をご利用いただきました。

午後1時から翌日午後3時までの一泊二日。夜は、午前2時まで。

白熱した議論が行われました。

そして、その手法は、コロナ禍ならではの工夫がなされました。

今回の会議でのご利用方法は

かたゑ庵を使ったコロナ禍の理想的な使い方ではなかったかと思います。

特に、かたゑ庵エリア内の様々なスペースでの個々のリモートは、私も試してみたいと思っていました。

今まで、かたゑ庵を使った会議では、リモートは、サテライトとして、テーブルを囲んで、会議用マイクで行うスタイル。

これもいいのですが、

人数も限られカメラが個々に追えない。(そういったweb用のカメラはありますが高価)

今回は、ネットワークの同時接続の安定度を試す場でもとてもいい機会でした。
10台のPCの同時接続でのZOOM。更に私が通常ネット利用でIpad、PC2台でのアクセス。
スマフォも使ってのアクセスもありましたので、このくらいのアクセスは
十分耐えられると思いました。

そして、ソーシャルディスタンスを確保した個々のPCからのアクセス。
古民家の高い天井と窓ガラスを全開し、潮風が流れる中の心地よい換気。
かたゑ庵の8畳二間の大広間を有効活用。

各々のスタイルで。
それぞれがそれぞれのPCのマイクで個々にお話をするためか、とても静かな会議風景でした。


折り畳み机も用意してありますが、それぞれが身近なものを利用。
全国各地からもリモート参加。

周り廊下のスペースなど自由なポジションでのご利用。
時々目の前の海を眺めて気分転換。

古民家3部屋目のスペース

今年作ったウッドデッキスペースもご活用。
かたゑ庵前の竹ドームでリモートする方もあり。少し離れていてもリピーターで十分なアクセス環境。

深夜2時までの議論の痕跡が付箋ペーパーに。

かたゑ庵の様々なスペースを有効活用していただきました。

今回、津和野・隠岐の島と、県内様々な地域からの参加。

最初は、16名の申し込みでしたが、台風の影響で来れない方もあり、最終10名に。

そして、今回お一人県外からの方もありましたが、PCR検査キットをこの会が用意。

陰性を確認後に合流されました。

今回のご利用方法は、withコロナ時代のスタンダードになるのかもしれません。

かたゑ庵にとってもこのスタイルの経験値ができたことは、意味あります。
今後にも生かしたいと思います。

そして、この「地域・教育魅力化プラットフォーム」の素晴らしい活動を

微力ながら、かたゑ庵を通じて、応援させていただければと思います。

 

目の前で雷のスパーク、館内のTV・PC・電子レンジ等逝く。

警報レベル4、13日朝にかけて最大100ミリの雨が予想されている。 とのことで、

当日、ゲストハウス かたゑ庵での、その夜の出来事をアップします。

これこそ、本当に目の前でおこったこと。

 

いったん寝床に入って、眠っていたのだが、

あまりにも激しい雨と雷の音と光に起こされる。

午前3時前後だったと思う。

外を見ると、大きな音とともに稲光がフラッシュライトのように連射が続く。

「きっとどこかに落ちる」そう確信して、ビデオカメラを窓から裏山に向ける。

なぜ裏山に向けたのか、理由はなく、なんとなく。

20分程度経ち、手持ちで、少し疲れ、三脚で固定しようかと思ったその時、

 目の前に閃光と同時くらいにパチッという音が聞こえ。

ほんの1メートルくらい先に、 スパークし光がはじけるように短い放射の軌道を描いた。

ほどなく、非常ベルが館内に響く。

撮影は、雷が落ちた瞬間、体がすぐ反応し、

窓から離れ、カメラは方向を失うが決定的な瞬間は映した感触はあった。

記録されていればいいがと思いながら、

すぐに、警報装置のコントロールパネルへ移動。

見ると、一階食堂から風呂場までの範囲が火元になっている表示。

雷が落ちた瞬間から停電になっている。

非常灯・避難灯はついているが、

懐中電灯で念入りに照らしながら、急いで確認する。

しかし、どこからも火も煙も、臭いもしない。

いったん警報装置の停止ボタンを押し、 すべての部屋を確認する。

どこも異常は見当たらない。 しばらくして、解除したはずの警報装置がまた鳴り始めた。

幸い、宿泊者はいない。

また、警報装置の停止・解除を押す。警報が止まる。 しかし、2~3分おきに鳴り始める。

そのたびに、火元と指定された場所や各部屋をまわる無限ループ。

しばらく、同じことを何度もしながら、

まずは、火災では、ないが雷による何かの異常だろうと推測。

もうこれしかないと、 ”この件に詳しい”町内の友人に相談。

深夜にもかかわらず、すぐ駆けつけてくれた。

とてもありがたかった。

今回の原因、雷による配線のショートからおこる可能性もあるとのこと。

まずは、非常ベルの止める。

やり方はメーカにより違いがあり、

それを聞くために消防設備の点検でお世話になっている会社に電話をかけるようアドバイスを受ける。

こういった会社は24時間体制ということも、その時に聞いてはじめて知った。

これを知らなければ、きっと無限ループの中、会社が開くのを待って、5時間は同じことを繰り返してたと思う。ぞっとする。

24時間体制での対応、連絡が取れただけでもありがたかったが

すぐ来てくれるとのこと。

深夜にも関わらず原因を探り、

探知器に過電流が流れ、それが壊れたことによる誤操作を突き止めてくれた。

それを交換することで、一件落着。

夜が明け、インターネットもケーブルテレビ会社に連絡、 やはり、こちらも分配器・増幅器あたりが過電流にやられていた。

更にそれが、アンテナ線を通じ、テレビを壊し、 LANを通じてパソコンの有線LANポートを直撃。

パソコンだけは、コンセントを抜いていたのだが、 LANはつないだままだった。

結局、電子レンジも壊れ、まだ確認していないもので、

壊れているものも ある可能性がでてきた。

火災保険に入っているものの、確認したら建物以外のテレビやパソコンなどは、 対象にならない、ようだ。※保険の適用範囲は、それぞれ契約内容により違う。

さて、この度の雷は、寸前で直撃を免れた。 かたゑ庵の建物も当初心配していた火災にもならず、 運がよかった。

一方、深夜にきてくれた友人にお礼のメールを送ると、もう出社していて、

その返信から、自宅が、床上浸水になっているとのこと。

急いで今度はご自宅へ駆け付ける。

片江神社へ行く横の川が激流となって、川からあふれ友人宅の床上まで来ている。

今までみたことのない激流が海へ勢いよく流れ込んでいく。

ご両親がその激流のすぐそばで作業をされていたが、

もっと川の水かさがませば、危ないと思い、

そこから離れてもらうように移動をお願いした。

それから市内の自宅が心配で、向かうが、いつもの431へ抜ける道は冠水。

地元の消防団へ声をかけ、その情報から境水道大橋を通って大根島経由だといけるとのこと。

市内の自宅は高台なので、あまり心配はなかったが、

家の中も外も、家族にも何も心配することなく、安心した。

さて、とりあえず、稀有な経験の記録として

今回の雷の経験をブログにアップします。

If you hear thunder, disconnect not only the plug but also the LAN cable.

えびすガール、7月号。かたゑ庵カヤックサバイバル海カフェ紹介。

先般、美保関観光協会のえびすガールになりましたお二人の中学生が

かたゑ庵のカヤック体験ツアーと、サバイバル海カフェの模様を

美保関観光協会の依頼で

プロのカメラマン赤山シュウ氏による撮影が行われました。

動画も撮影され、ロケーションの美しさが伝わってくる編集になっています。

今回、えびすガールになりました二人は美保関町内なんですが、こんなところがあるとは知らなかったと、

新たな地元の発見に喜んでいました。

詳細はこちらの美保関観光協会のホームページをご覧ください。

 

オペレーション見直し・新たな決済サービス、リフレクションとして

先般ラーメンのオーダー時にスープ出汁の種類を間違えるという失敗をしました

そこで、その失敗の原因を探り、改善をしてみました。

まずは、今回いつになく、

一度に10名のラーメンのオーダー。

同時に各種対応に自分自身の余裕がなくなり、それが失敗につながったと。

そう結論付けました。

そしてはまず、その原因を探り、無駄なオペレーションを無くしていく。

キッチン内の動線の改善、各種配置の見直し、一度に茹でられる麺のスペースの確保。

食後の食器の受け取りを直接していたのを食器の回収コーナーの設置等により、

効率的なセルフサービス体制へと現在進めています。

おそらく、なるべくしてなった、当たり前のことができていなかったと思います。

そして、それ以外で手を取られるのが、注文の受付と清算業務。

清算業務については、すでにカード決裁をカウンターで行なえるようになっていますが、

カードをリーダーにかざすか、挿入セットし、

そしてタブレットからの手書きのサイン。あるいは、QRコードの読み取り。

これは現金よりも管理はしやすいですが、

やはり一度作業を中断しなければならず、ひと手間かかります。

そこで、注文と清算を自動化すれば、かなり余裕ができると。

かたゑ庵、準備しました。

席ごとにQRコードを付けたカードを置き、お客様がそれを呼び込むと食事等のメニューが表示され、

それで注文されると

キッチン内のスマフォ及びipadにプッシュ型で、表示されます。

そこからオーダーの調理に入るながれ。

直接オーダーを聞かなくてもOK。

カード番号ごとに注文のものを作り、出来上がったらカード番号を引き換えにお渡しをする。

スマフォで注文時、清算も一緒にできますので、これでかなりの省力化になります。

更に注文と決済まで「非接触」と言うコロナ対策にも有効です。

現金でのお客様もあり、すべてこの流れでいけるとは思いませんが、

やってみる価値はあると思います。

かたゑ庵でのご注文イメージ

お客様が席にあるこのQRコードをスマフォで読み込むと画面に食事のメニューが出てきます。

各カテゴリーに分かれ、喫茶や食事だけでなく、

アクティビティ(カヤック)レンタル(クロスバイク)フォトツーリズム等選んでかたゑ庵での非接触の決済が可能です。

これにより、アクリルのカウンター越しに、お客さんと楽しくゆっくり会話する余裕もできたらいいなと思います。


ちなみに、このシステムはsquareを使っています。

かたゑ庵ホームページの宿泊予約の決裁はstripeとpay pal。と使い分け、

館内は、カード会社やQR決済も、ほとんどの会社が使えるように、かたゑ庵では、

以前からご利用できるようになっています。

今回は、更に省力化と利便性を追求しました。

事業を振り返りながら、今回のように間違いや失敗があればなおさら、

いわゆる、リフレクションとして、他の業務もより良い方向へ

繋げるように日々改善していきたいと思います。

まあ、毎日こんなに忙しい状況でないのがないのが残念ですが。

将来のその時のために。

 

コロナ禍で考えた、ゲストハウスと異文化コミュニケーション。IYEO編

昨日のリモートの様子をお伝えします。

IYEO

未来創造会議地域発信チームメンバーからの依頼で

私と長瀬智寛さん※が

スピーカーとなって、リモートにより、19時からスタート21時半ぐらいまでメンバーからのヒヤリング形式で行われました。

※<長瀬さん情報>愛媛IYEO前会長、現在は名古屋市在住。オルタナティブスクールの職員を務めながら、農業と竹細工にいそしむ。愛媛県在住時に、愛媛県伊方町の地域おこし協力隊を務める。伊方町にある三崎高校で世界ユースサミットと言われる「One Young World」への生徒派遣に携わる。

今回の目的:

地域の魅力を発掘し、地区内外に魅力を伝え、実践する先駆者から地域発信チームの今後の地域魅力発掘・発信におけるヒントを得る。またヒアリングを通して長瀬さんとわたくし青戸にとっても新しい知見を得られる機会にとのこと。

今回の参加者は、

宮城県1名、岩手県1名、香川県1名、山梨県1名、三重県1名、広島県2名、熊本県1名、島根県2名と愛知県から長瀬智寛さんの11名でリモートで行われました。

私自身、IYEOのメンバーの一人として、国際交流の経験が異文化コミュニケーションの入り口で、国籍や人種・文化・宗教等の違いから学んだ気づきは、障がい者・高齢者・ジェンダー等様々な場面でも「違い」に対するさらなる異文化コミュニケーションへと応用して、それが今回のテーマである「地域」でも生かされることにもつながると。

その私の基本的な考え方から、

私の場合は、ゲストハウスを通じて、”ここでの異文化”で、私自身がどのように地域の方とオープン前からオープン後と、どのように考え行動に移してきたかお話をさせていただきました。

またもうひとりのスピーカーの長瀬さんのお話は、生徒と向き合う姿勢と地域とのつながりを大事にしたいという思いが熱く伝わってきて、今後改めてヒヤリングのポジションでお聞きしたいと思いました。まさに今回の目的の知見を得たるためのよりどころを得ました。

私にとっては、この参加者の皆さんからのヒヤリングを通じて自分を改めて振り返る良いチャンスになりました。

そして、今回のヒヤリングがコロナ禍の中であったことは、

私にとって、平時との違いをあぶりだしました。

振り返ると

ゲストハウスの構想中の2018年9月、区長はじめ地元の方に集まっていただき、

ここにゲストハウスを作ることに対するご意見を伺うことからはじまり、

その手ごたえから、ゲストハウスの改築工事へと決断。

インバウンドを主軸とし、地元の方々が外国人と関わることを魅力とする”歓交地”を目指し、

ここでの国際交流を民食(ミンショク)を通じ楽しく実践していただき、

今後に地元の方が活躍していただける素地ができあがり、

5年後にはここが国際交流村と呼ばれることを目指し。

そして2019年8月オープン。

ここにいたるまで、それこそ地域のご理解と協力なしではこれなかった。

マスコミにも注目され、順調に思われたが

翌年は言うまでもなく、

コロナ。

インバウンドは、遥か向こうへ遠ざかり、外国人はもとより、国内であっても車の他府県ナンバーにも

気を使わなければならなくなった。

このゲストハウスは、オープン当時2019年と同じ場所、同じ人たちが住んでいるのに、

ここの空気は、一変したように感じます。

同業者もまた同じ空気の中で、もがいています。

そうか、コロナ禍で、「ここに、新たな異文化が生まれたんだ」

そう思うことにしました。

それをコロナ禍における新たな異文化と位置づけ、この壁を乗り越えるために、

一から、新たな模索を続けています。

そして、この中で心配していただき、以前と変わらず応援し続けている地元の方々がいます。

それは平時では、きっと感じられないだろうと思うほど心強く、折れそうになる気持ちを支え、

次へのモチベーションを生む原動力となる、本当にありがたいと感じています。

ここから話題はリモートの機材やセッティングに変わります。

今回のリモートは、今後のサテライト利用を想定し、機材のセッティングを工夫してみました。

ノートPCにEOS Webcam UtilityをインストールしてUSBで一眼レフカメラ(キャノンKISS9)をつなぎ、webカメラとして利用。

更にPCとスマフォにiVCamをインストールして、これでスマフォをWEBカメラにしてPCで切り替えることも可能。

一方、IPADからZOOMに単独でログイン。

この場合、二つの画面表示を独占する形になりますが、

サテライトでやる場合、IPADを動かせるので、自由度が上がり、この利用もありかなと思います。

今は、リモートをはじめ、今しかできないことの様々な可能性を掘り下げ、それをすぐ実践に移してみたいと思います。