目の前で雷のスパーク、館内のTV・PC・電子レンジ等逝く。

警報レベル4、13日朝にかけて最大100ミリの雨が予想されている。 とのことで、

当日、ゲストハウス かたゑ庵での、その夜の出来事をアップします。

これこそ、本当に目の前でおこったこと。

 

いったん寝床に入って、眠っていたのだが、

あまりにも激しい雨と雷の音と光に起こされる。

午前3時前後だったと思う。

外を見ると、大きな音とともに稲光がフラッシュライトのように連射が続く。

「きっとどこかに落ちる」そう確信して、ビデオカメラを窓から裏山に向ける。

なぜ裏山に向けたのか、理由はなく、なんとなく。

20分程度経ち、手持ちで、少し疲れ、三脚で固定しようかと思ったその時、

 目の前に閃光と同時くらいにパチッという音が聞こえ。

ほんの1メートルくらい先に、 スパークし光がはじけるように短い放射の軌道を描いた。

ほどなく、非常ベルが館内に響く。

撮影は、雷が落ちた瞬間、体がすぐ反応し、

窓から離れ、カメラは方向を失うが決定的な瞬間は映した感触はあった。

記録されていればいいがと思いながら、

すぐに、警報装置のコントロールパネルへ移動。

見ると、一階食堂から風呂場までの範囲が火元になっている表示。

雷が落ちた瞬間から停電になっている。

非常灯・避難灯はついているが、

懐中電灯で念入りに照らしながら、急いで確認する。

しかし、どこからも火も煙も、臭いもしない。

いったん警報装置の停止ボタンを押し、 すべての部屋を確認する。

どこも異常は見当たらない。 しばらくして、解除したはずの警報装置がまた鳴り始めた。

幸い、宿泊者はいない。

また、警報装置の停止・解除を押す。警報が止まる。 しかし、2~3分おきに鳴り始める。

そのたびに、火元と指定された場所や各部屋をまわる無限ループ。

しばらく、同じことを何度もしながら、

まずは、火災では、ないが雷による何かの異常だろうと推測。

もうこれしかないと、 ”この件に詳しい”町内の友人に相談。

深夜にもかかわらず、すぐ駆けつけてくれた。

とてもありがたかった。

今回の原因、雷による配線のショートからおこる可能性もあるとのこと。

まずは、非常ベルの止める。

やり方はメーカにより違いがあり、

それを聞くために消防設備の点検でお世話になっている会社に電話をかけるようアドバイスを受ける。

こういった会社は24時間体制ということも、その時に聞いてはじめて知った。

これを知らなければ、きっと無限ループの中、会社が開くのを待って、5時間は同じことを繰り返してたと思う。ぞっとする。

24時間体制での対応、連絡が取れただけでもありがたかったが

すぐ来てくれるとのこと。

深夜にも関わらず原因を探り、

探知器に過電流が流れ、それが壊れたことによる誤操作を突き止めてくれた。

それを交換することで、一件落着。

夜が明け、インターネットもケーブルテレビ会社に連絡、 やはり、こちらも分配器・増幅器あたりが過電流にやられていた。

更にそれが、アンテナ線を通じ、テレビを壊し、 LANを通じてパソコンの有線LANポートを直撃。

パソコンだけは、コンセントを抜いていたのだが、 LANはつないだままだった。

結局、電子レンジも壊れ、まだ確認していないもので、

壊れているものも ある可能性がでてきた。

火災保険に入っているものの、確認したら建物以外のテレビやパソコンなどは、 対象にならない、ようだ。※保険の適用範囲は、それぞれ契約内容により違う。

さて、この度の雷は、寸前で直撃を免れた。 かたゑ庵の建物も当初心配していた火災にもならず、 運がよかった。

一方、深夜にきてくれた友人にお礼のメールを送ると、もう出社していて、

その返信から、自宅が、床上浸水になっているとのこと。

急いで今度はご自宅へ駆け付ける。

片江神社へ行く横の川が激流となって、川からあふれ友人宅の床上まで来ている。

今までみたことのない激流が海へ勢いよく流れ込んでいく。

ご両親がその激流のすぐそばで作業をされていたが、

もっと川の水かさがませば、危ないと思い、

そこから離れてもらうように移動をお願いした。

それから市内の自宅が心配で、向かうが、いつもの431へ抜ける道は冠水。

地元の消防団へ声をかけ、その情報から境水道大橋を通って大根島経由だといけるとのこと。

市内の自宅は高台なので、あまり心配はなかったが、

家の中も外も、家族にも何も心配することなく、安心した。

さて、とりあえず、稀有な経験の記録として

今回の雷の経験をブログにアップします。

If you hear thunder, disconnect not only the plug but also the LAN cable.

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