松江文化情報誌『湖都松江』編集部より、かたゑ庵へ取材。
先月、かたゑ庵へ手紙が届きました。
それは、
直筆で、書かれた丁寧な内容は、松江文化情報誌『湖都松江』に、かたゑ庵の活動を観光をテーマに記事にしたいとのこと。
それだけでも光栄なことですが、
ここで、手紙の差出人についてわかると驚きました。
それは、あの『文芸春秋』の元編集局長であり、
それをご退職後、
松江観光プロヂューサーとして
松江の観光に携わりられ、
現在はこの松江文化情報誌『湖都松江』の編集に関わっておられる
高橋一清氏。
以前よりそのご功績やご活躍からお名前は知っていましたが
お会いしたこともなく、
直接お手紙をいただくとは、思ってはいませんでしたのでまずはその驚きと、
そして、コロナ禍を経て、それを乗り越えながら、行ってきました
かたゑ庵のこの6年近くの様々な取り組みを取り上げていただくことにとてもうれしく思いました。
氏より、私に会って直接取材も考えているが
日頃は東京で生活しているとのことで、
松江に居る編集部担当に取材に行ってもらうとのこと。
そして、早速先週、その担当の方が来られ音声録音やビデオ撮影で取材内容を記録し、取材されました。
『湖都松江』は、市内の書店で見かけることがあり、
失礼ながら時々立ち読みをさせていただいたことがあります。
今回は、贈呈していただきました、3冊の『湖都松江』をじっくり読ましていただきました。
松江の風土や文化・歴史・そこに住む人々を様々な視点から取り上げられ、
このような内容の濃い、上質の情報が毎年2回、20年以上も発刊されてきたことに驚きます。
更に『湖都松江』で検索すると
松江市に寄せられたご意見というページがありました。
ここからも読者からのその魅力が伝わってきます。
参考までにリンクしておきます。
「湖都松江」が末永く出版されることを切に望みます(受付日:2025年1月20日)
この『湖都松江』読んでまず思ったのが、ジオガイドから見ても、とっても有益な情報源。
ジオガイドは、地質について知識を深めていく必要はありますが、
一方、
それを地元の風土や文化とどうリンクさせてわかりやすく楽しく伝えるかがポイントだと私は解釈しています。
もっと言えば、たくさんの情報の中から、もっとも必要なあるいは、
聞き手がなるほど感じるような、情報を引き出し、
それをいかに物語にして言語化していくことだと思います。
その点、この『湖都松江』には様々なヒントが溢れています。
まずは、そのため今後この情報源を生かしていきたいと思いました。
特にネットでは、様々なプラットフォームから
センセーショナルでチープな情報が溢れ
ビジネスライクや政治的に恣意的なアルゴリズムで
良質な情報を覆い隠すようになっている昨今。
今後は、特に真贋わからぬものは、まずは直接会ったり見たり確かめること、
そして真実を伝えるためには、
改ざんしにくい紙媒体は、
今後、重要な役割を果たすのではないでしょうか。
今年になって、かつてのVHSなどのビデオテープが劣化で見ることができなるとの
報道もありました。
PCのハードディスクや電子媒体は、その材質上、紙媒体ほど長く保存はできません。
これをご覧ください。
ここにかたゑ庵のオープンの2019年から本日まで
新たな国の方が来るたびにメッセージノートを増やしてきました。
現在、34カ国の方々がかたゑ庵に来て、手書きでメッセージをそれぞれの言語で書いていただいたものです。
このメッセージノートも書籍同様また長い保存がききます。
更に言えば、
どんなAIでもこのフェイクを作ることは困難でしょう。
さて、ここに『高原春秋』という同人誌を紹介します。
これは、私の父がその昔、島根県の山間部、飯石郡赤来町赤名に住んでいた時、その地域の仲間と執筆していた同人誌です。
この号には私が生まれたときの喜びの詩がその感動をもって熱く綴られていました。
『文芸春秋』の初版から今年で100年とのことですから、
この『高原春秋』が発刊されたときには、『文芸春秋』がすでにあり、そこから名前を考えたのではないかと思います。
生前父の所へ行くと必ず『文芸春秋』の新刊がありました。
何かしら今回ご縁を感じます。
さて、かたゑ庵の記事が載る『湖都松江』は、9月発売とのことです。
どんな記事になるのか、ワクワク・ドキドキです。
よろしくお願いします。