能登半島地震から今日で2か月が経った。
震災や災害があるたびに、
災害時のトイレの問題が取り上げられ、これは毎回、特に優先順位の高い課題です。
かたゑ庵は、ゲストハウスに改築するとき、昔のぼっとんトイレを残してあります。
ゲストハウス内には水洗トイレが4か所ありますし、
それとは別に、ぼっとんトイレは独立した屋外用になっているので、
日頃使うことはありませんが、
災害時に水が出ないなど
そういった場合、この地域でも使ってもらおうと思っています。
そこで、災害が起こる前に
日頃から、地域の空き家で、ぼっとんトイレがあるところをチャックして、
その所有者と協定を結んで、
災害時に使わせてもらう。
そうすれば、空き家の有効活用になるのではないか。
震災で例え家が空き家が倒壊したとしても
ぼっとんトイレの部分だけでも、使えるようにすれば、役にたつのではないか。
一般的には、災害時にはまずトイレを仮設そして撤去、このコストもかなり抑えられる。
特に島根半島は、能登半島と同様に道路が寸断されれば、
簡易トイレの設置だけでもかなりの日数がかかると予想される。
この片江地区だけでも空き家は30軒くらいある。
その中で、知らべれば、空き家で古ければ古いほど
ぼっとんトイレがある可能性が高い。
最終的なくみ取り費用は、
災害時の国からの特別な予算が使え、
後々も個人に余計な負担がかからないようになれば、
空き家の所有者も
事前に行政と取り決めを行うことで、
理解してもらいやすいのではないだろうか。
そして、この方法だと空き家が例え倒壊していても
ぼっとんトイレが使えれば地域で貢献できる。
私はこの方法を今まで聞いたことがないので
問題点があれば知りたいし、
問題がなければこの方法を一刻でも早く、どこでもで活用されたらと思います。
少なくともかたゑ庵では、
災害時に、トイレの問題があった場合は、ぼっとんトイレを地元に提供したいと思っています。
明日は、片江でワカメの収穫祭。10時から。
漁師、そして移住者や地元の方々が
日本海の荒波の中で命がけで刈り取って
頑張って準備しています。