今年の1月方結神社の宮司に祝詞をあげていただき、
北風が少し緩んだ凪の日の瞬間を選んで片江湾に海酒DOBON沈めました。
毎年の事ですが、冬の荒波は台風と変わらないくらい強く、海は荒れます。
今回も、どうか無事であってほしいと願いながら、先日7月3日海の底から上げました。
海底に沈められた、海酒DOBONをセットしたユニットは、
波に翻弄され、徐々に砂に沈められていきます。
それを海上に上げるには、漁船用のウインチを使いますが、
大きな抵抗を受け、ロープの負荷にモーターが唸り声をあげます。
小さな漁船に3人でそのウインチの力を借りながら全員全力で少しづつ引っ張って埋まってる位置をずらします。
海底まで届いたロープの負荷がスーと減ると、埋もれたユニットが砂から解放された瞬間。
ウインチが長いロープを引き上げていきます。
そして、水面からユニットが見えてくるとまずは一安心。
そして、今年は一段と強く照りつける太陽の下、ユニットを船に固定し、
低速走行で、ゆっくり時間をかけ漁協の船着き場へ移動。
そこから陸のクレーンで、ユニットを陸へ引き上げます。
まずは、隙間からボトルが割れていないか、この瞬間がいつも怖い。
海と格闘してきたと、言わんばかりのユニットの姿は、
ヒトデや貝を伴って磯の香りをその船着き場に広げます。
そして、海の洗礼を受けてきた海酒DOBONをそこから一本一本丁寧にだします。
これもあれも全部大丈夫だ。
ああ、今年もオーダーしていただきました皆さんにお届けできる。
海の神に感謝です。
第4回海酒DOBONは、10月頃早めにに注文をこのホームページで開始します。
今後ともよろしくお願いいたします。
かたゑ庵
海酒DOBONプロジェクト