サザエを飼う事。そのリスク。

片江ではサザエは、6月末までは禁漁期間になります。

5~6月は、サザエの乱獲を防ぎ保護するためにそうしています。

7月解禁までもう少しです。

以前、片江に住んでいるときに、水槽に海水を入れ、電動ポンプで酸素を取り込んで、3~4cmくらいな小さいエビを近くの浅瀬ですくってきて飼っていたことがあります。

その水槽に食べきれず残した、活サザエを一匹その水槽に入れました。

いわば水槽の中の賑わいづくり・関係人口を増やす、といったところでしょうか。

海水は目の前の海から酌んできて、サザエのエサは、1.8mくらいな竹の先に鍬をつけ、それで湾内のわかめを採ってきて与えていました。

しばらく飼って、そのうち酒のつまみにと思ってたのです。

ある日のことです。

子どもたちがそのサザエに名前を付けたのです。

その名前は思い出せないのですが、サザエさんではなかったことは確かです。

毎日そのサザエの成長を見守る子どもたち。

なんか少し大きくなったようなきがする、とか。

朝、おはよーからおやすみー、とか水槽に向かって。

サザエは気になる存在へ。

 それからは、私は刺身・つぼ焼きをするときに、何かしら少し抵抗を感じるようになります。

ほんの少しなんですけどもね。

その名前の付いたサザエでないサザエをつぼ焼きしているときも

これはね、〇〇ちゃんではないよ。

水槽の中にいるでしょう。

ほら。

聞かれもしないのに子どもたちに言ってる自分。

そうなってくると、サザエはもう家族の一員、になってしまったのです。

そうなってしまったら、どうなるか。

そうなってしまったら、

もう、

サザエをひとりの生物として、成長を見守りながら、結局そのうち海にかえすことになりました。

とさ。

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