美保関中学生33人かたゑ庵へ。地元の魅力をお伝え。

かたゑ庵の活動を通じて

地元をもっと知りたいとのことで、

今回、美保関中学校の1年生33名と校長先生はじめ4人の教員が学校の授業の一環として、かたゑ庵へ来てくださいました。

今回は、玄関からでは人数が多すぎて、靴が置けないので、おもての廊下側から入っていただきました。

8畳二間の障子を事前に取り、周り廊下にも座ってもらい皆さん全員入れました。
私をぐるっと囲むようにレイアウト。これは昔、糸井重里が「you」で使っていたレイアウトで、
私は好んでこのレイアウトで行います。このメリットは、生徒同士がお互いの顔が見え、反応が伝わりやすいからです。

約1時間くらいでしたが皆さん熱心に聞いていただきました。
私は、パワーポイントは、あまり使いません。
特に今回の場合、
それを使えば皆さん、画面ばかり視線が向くことで、私の思いや熱量が伝わりにくいと思うからです。
しっかり目と目を合わせ、生徒の皆さんの表情を感じながら、そして私の質問に対する反応を見ながら、
話の話題やその展開をかえていくことできるのがパワポを使わない理由でもあります。

皆さん熱心に私の話を聞くだけでなく、私の質問にも応えて、和気あいあいの感じでできました。
これも校長先生はじめ先生方の日頃のご指導のおかげだと思います。

そして、この地に生き、育ててる保護者の方、

この美保関の環境は間違いなく素晴らしいです。

私の家族の移住体験からかたゑ庵のゲストハウスまでお話しましたが、

まだまだこの地のポテンシャルは、高い。

町内の子どもたちに

かたゑ庵の取り組みを通じて

地元のまだまただ、だれも気づいていない地域のすばらしさを伝えることができたらと

日頃思っていましたので、

それが今回叶い、

とても楽しくお話をさせていただきました。

来月は3年生がやってきます。

彼らは来年の春には卒業、

1年生とは少し違った内容もいれてみたいと思います。

 

大型客船(4000人乗船)堺港へ。巨体が港内で180度回転、他では見られない好アングルでの出航!

昨日、境港の観光協会へ行くことがあり、

そこへ近づいていくと、巨大な客船が停泊。

観光協会の知り合いに詳細を聞くと、

コスタ・セレーナというイタリアの客船。

乗客数2930名、乗組員1100名、総数約4000人。

乗客は今回プサンからの韓国の方のツアー。

午前中に境港へ着いて、午後からバスで出雲大社・足立美術館・鳥取砂丘・大山・ひるぜん等のツアー。

夕方6時の出航時に淞南高校のブラスバンドの演奏があるとのことで、

観光協会がある堺夢みなタワーから堺夢みなターミナルへ移動。

堺夢みなターミナルに入れることや2階の展望施設も初めて知った。

一階の出入国ロビーでは、そこには出前の売店もあり出国する人たちで溢れていた。

乗客は韓国人だけとのことだが、

この船で働く乗組員は、多国籍それだけでも1100人。

そこで目についたのが

筆で外国人の名前を漢字に当てはめて色紙に書き、それをプレゼントする方。
この時に並んで待っていたのがウクライナのカップル。
ここでは様々な国籍の方が見られる。

そこで、書かれた内容を説明していたのが、私の尊敬する英語通訳の山口さんに出会う。
7年もこの方のサポートしながらボランティア通訳をしているとのこと。

書いておられるのは、元学校の先生だったとのこと。
すばらしい活動をなさっています。

境港の観光協会は、県外となるかたゑ庵の存在も重視していただいていて、

県境を越えての連携と協力をいただいています。

特に島根半島は境港にはない魅力があり、かたゑ庵のカヤックや外国人の受け入れ経験などとの連携を

誘客につなげていきたい狙いがあります。

一方、かたゑ庵にとってもわずか15分くらいで水木しげるロードがあり、

そして大型客船が入ってくる大型岸壁があります。

今回、この岸壁で新たな魅力を見つけました。

それは大型客船が出航するときに、180度向きを変えてから出向するのです。
展望スペースから客船にカメラを向けると、その場でぐるりと船は向きを変えます。
この光景はあまり見られないと思います。

それを昨日、堺夢みなとターミナル二階の展望スポットから動画に撮りましたのでご覧ください。
たくさんの方が見に来ていました。
知る人ぞ知る、すばらしい観光スポット。かたゑ庵から15分、おすすめスポットがまたできました。

さて、今後も大型客船が境港に来ます。

来週の月曜日5月20日には、今回同規模の大型客船、ダイヤモンド・プリンセスとさらに2輩の客船が境港に来ます。
合わせて3輩の客船が一度に境港に着岸。
今後の大型客船の寄港予定は境港のホームページ
そこからからダウンロードした下記資料をご覧ください。

240507141151-6639b8177943c

多才なゲストのゴールデンウイーク。そして異文化に学ぶ。

地元の方の白寿の祝いに、各地から集合とのことで、

宿泊先にかたゑ庵をご利用いただきました。

子ども孫・ひい孫総勢13名。

急遽、中国で仕事をしていてこのために帰って来た方、

仕事でアメリカで3年働いていた方とその家族など、

この二日間、この方々に接し、グローバルなお話を聞いたり一緒に楽しませていただきました。

このほかのゲストもあり、

ギター演奏を一緒にしたりお互いに楽しんでいただけました。

12弦ギター弾けるゲストは初めて。
この方はアメリカでギター弾き語りをしながらバックパッカーの経験の方、現在は20人以上規模のスタッフを抱える歯医者さん。

こちらは、中国で仕事をしている方、白寿のために帰国。
中国語だけでなく英語も堪能。

ここでは、2組の家族が一緒に交流

今回もゲストの皆さんから様々なお話が聞け私も一緒に楽しませていただきました。

中でも、白寿の祝いに集まった方の中で、アメリカに3年間家族と一緒に過ごした中学1年の男の子。

その彼のお話から私が感じたことをお話したいと思います。

それは、文化の違い、あるいは教育の違いでしょうか。

彼は、小学校4年生から中学校までアメリカの学校で学んでいます。

学校は様々な人種がいる環境。

それがとっても良かったと。

それは、ネイティブには感じられない、同様の悩みを共有できたことだと言います。

そこでは、具体的な内容までは、話を深められませんでしたが、

話を続けて様々な質問をしていると

あることに気が付きます。

だから「ピー」それは「ブーー」とか言ってきます。

それが差別語であったり、ひとを傷つける言葉であったりすると、

その言葉「ピー」「ブー」と表現します。

なぜそのような言葉が出てくるのか。

そこは少し踏み込んで聞きました。

それは、言ってはいけない言葉は、”反射的”に発声できない習慣がついている、

ということです。

たとえば、「モンキー」という言葉を誰に使った場合にどういうことが、おきるのか。

この単語さえこの中学生は口ごもっていました。

ことばのもつ暴力性を教育の中でいかに重要視されているか。

彼の説明から、

私はそれを感じました。

そして、

今回のご親族の原点、白寿を迎えられたおばあさん。

アメリカや中国など、世界で活躍する子どもを育て、今また感性豊かなお孫さんにも祝ってもらう。

すばらしい人生。

心よりお祝い申し上げます。

 

連休前カヤックツアー、ルートの草刈りと漂流ごみ。そして連休当日

以前からやりたいと思っていたカヤックツアーのコースのひとつ、入り江の草刈りと漂流ごみ対策。

連休前に行いました。

スズメバチ対策、駆除のボックスも設置。
効くかきかないかわからないが、「おにやんま君」も。
漂流ゴミは、撤去は難しく、とりあえず見えない場所へ移動

早速、連休中のカヤック体験ツアーでお披露目

上陸後の景観は改善したと思う

海カフェもさらにおいしくなったかな

なお、今回の草刈り機及び漁船での運搬は、宮崎哲人さんにお世話になりました。

いつもありがとうございます。

なお、この場所の地権者の承諾を得て伐採・草刈り等を行っています。

今回、二組。宿泊→相談→カヤックの急な申し込み。それもアリ。但し他の予約がなければ。

ゴールデンウイーク最初の連休には、

外国人やカヤック愛好家がかたゑ庵で宿泊。

天候に恵まれ、

絶好のカヤック日和。

そこで、宿泊者の方、急遽カヤックの申し込み。

予約がちょうど入っていなくて、ではではと、カヤック体験ツアーを楽しんでいただきました。

県内の方がアリゾナ出身の友人を連れてこられました。

スリランカに住んでいたことがあったとのことで、部屋のバティックや飾っているものを見て

それがすぐにスリランカのものだと気づかれました。夜は共通の話題に。

そして、翌日のカヤックを希望。

最高の笑顔!

こちらは、ロサンゼルス出身の旦那さんを連れて宮崎から。

こちらも宿泊して、翌日のカヤック体験ツアーへ。

身長が190cm以上、足のサイズ31cm。準備しているマリンシューズは合うのはなく、今回は裸足で。

カヤックには無理なくは乗れました。

この日は、岡山や神戸からのカヤックグループも宿泊

ここで早速国際交流。ワンちゃんも一緒に宿泊。(10号室はわんちゃん可能)

カートップにカヤックを乗せて続々集まってきます。

今回のチームは、島根半島を美保神社から片江までのコースに挑戦。

ガイドを森山さんにお願い。

絶好のカヤック日和でした。

さあ、ゴールデンウイーク後半へ。

まだ部屋もカヤックの予約も少し空きがあります。

晴天の空の下、カヤックの新たな楽しみ方、魅力探しに。

晴れた空、暖かな日差し、海は凪。

こんな日は、自然と体が動いて、シングルカヤックで海に向かう。

歩いて1分もかからないビーチはありがたい。

カヤックでなんど行っても飽きない片江湾のジオパーク

いつもはゲストを乗せて、予定時間を気にしながらだけど、今日はそれから解放され、のんびり過ごす。

明日からのゴールデンウイークは、また忙しくなるので貴重な日。

いつもとは違うローケーションに上陸。

様々な色形の小石や流木・シーグラスに目が行く。

静かな波の音を聞きながら、ひたすら下を見ながら海岸を歩く。この時間が好きだ。

今回は、SOTOのバーナーを積んで、静かな浜辺で新たなカヤックオプションを考える。

ゲストが、より思い出深いカヤックを楽しんでいただけるものを。

ここで、まずは持ってきた機材の検証。パッキングの方法、風や雨が降ってきた場合、やけどやその他の危険性。

様々な条件を考える。

SOTOのバーナーで湯を沸かし、持参したカップヌードルにお湯を注ぐ。

折り畳み式のフォークやコーヒーに使うカップの使い勝手。トータルの時間。

他に必要なものはないか。現地で行うことで気が付くことがある。

そして、

ここで何をどう調理すればいいか、アイデアを練る。

いつものケニーケトルとは違った使い方を考える。

また新たなアイデアが浮かんできた。

まずは、今回も連休にご予約いただいてる、リピーターの方にお試しいただきたいと思っています。

乞うご期待。

片江湾は観光客も専門家も魅了する、島根半島ジオパークの新たな観光地。

今年もやってきました、洞窟学会の方々

北九州から、いつものリーダー、

そして新たに山口大学の教授や院生。

土曜日は、遊覧船での加賀の潜戸、歩いてジオパークを満喫できる桂島。

そして、日曜日。

こちらに来られる前、事前のお知らせでは、天気予報は良くなく、カヤックは中止の予定で伝えていましたが、

当日は、霧雨状態だったので、とりあえず港内でのパドリングを中心に行うことに。

リバーカヤックとシーカヤックを使ってパドリングの基本的な操作を指導。

海の洞窟調査活動は、カヤック利用は必須。そしてカヤックのパドリング、それに関わる全ての技術の向上は安全性を高めます。

※防波堤で囲まれた片江港内は、外海がかなり荒れていてもこの中は穏やかで、これだけの広い港内はあまりなく、初心者でもパドリングの練習に適しています。
海が荒れてツアーに外海に誰れない場合でも、パドリングの習得をメインに変更することも可能で、かたゑ庵のカヤックのメリットです。

そして、霧雨状態の空が明るくなり、当初心配した雨や風もなく、凪状態。

今だったら外海出られると判断し、

急遽3人乗りカヤックを出し、ジオパークのカヤック体験ツアーへ。

片江湾には、様々な見どころポイントがありますが、今回は地質の専門家。
それに応じた場所を選定ご案内。
「やはりカヤックでないとこの光景は見られないですね」とこのジオパークのすばらしさを感じていただきました。

この地を洞窟学会の方々が、ここを紹介し、次々全国各地から来ていただいています。

今やこの漁村は、

地質に関わる全ての方を魅了し、この地域の成り立ちを最古の昔へといざない、

ここの洞窟や岩肌が語り掛けるメッセージをそれぞれが解釈し、夜が更けるまで、かたゑ庵で語り合う。

そんな場所になってきた。

そして、今までかたゑ庵のカヤック体験ツアーに参加した一般の方々も、

専門家でなくともこのジオパークの美しさや非日常の洞窟のアプローチなど、

感動をもって口にされます。

その魅力は、今や海外まで少しずつではありますが、広がりつつあることを感じています。

 

今回は、少しマニアックなカヤック体験ツアーコースご案内。

日ごろ島根県内各地で活躍のジオガイドの皆さんにカヤック体験ツアーを行いました。

前回、午後から海上の状態が悪くなり、今回予備日で行いました。

海の状態は、晴れて凪。最高のコンデション。

そこで今回はジオガイドの方ということで、

少しマニアックな場所へご案内しました。

今回は、凪な時でないと着岸できず、安全に上陸できない場所。

洞窟内は天井が低く、今回はヘルメットを貸し出ししました。

昨年洞窟学会チームが発見した「洞窟サンゴ」
1cmくらいな長さの細い突起状のものがぎっしり天井に広がっています。
Goproで撮影して静止画にしましたので、不鮮明ですみません。


コウモリの糞のあと。ここにコロニーがあったと思われます。

今回、参加者のジオガイドの河野美智さんが当日撮影された動画を編集して送っていただきました。
地元テレビ局の元アナウンサーだったこともあり、動画編集も慣れておられ、当日の様子がよくわかります。

カヤックで行く片江湾の見どころは初心者はもとより洞窟学会が熱心にここに来る(今週末も全国各地から来られます)など、

地質学に関心がある方まで、変化にとんだこの場所は様々な方々を魅了しています。

一度のツアーでは片江湾のすべてのコースは行けません。

今回は、海から桜を拝めるなど、四季折々の楽しみ方もあり、

そのためリピーターの方も多く、

今までの最高は9回このツアーを使っていているご夫婦。

いかにこの地のポテンシャルが高いか。

サバイバル海カフェ、海での野点のオプション、楽器演奏・動画撮影など様々なアイデアで

皆さんがカヤックをより楽しんでいただけるように日々努力しています。