多才なゲストのゴールデンウイーク。そして異文化に学ぶ。

地元の方の白寿の祝いに、各地から集合とのことで、

宿泊先にかたゑ庵をご利用いただきました。

子ども孫・ひい孫総勢13名。

急遽、中国で仕事をしていてこのために帰って来た方、

仕事でアメリカで3年働いていた方とその家族など、

この二日間、この方々に接し、グローバルなお話を聞いたり一緒に楽しませていただきました。

このほかのゲストもあり、

ギター演奏を一緒にしたりお互いに楽しんでいただけました。

12弦ギター弾けるゲストは初めて。
この方はアメリカでギター弾き語りをしながらバックパッカーの経験の方、現在は20人以上規模のスタッフを抱える歯医者さん。

こちらは、中国で仕事をしている方、白寿のために帰国。
中国語だけでなく英語も堪能。

ここでは、2組の家族が一緒に交流

今回もゲストの皆さんから様々なお話が聞け私も一緒に楽しませていただきました。

中でも、白寿の祝いに集まった方の中で、アメリカに3年間家族と一緒に過ごした中学1年の男の子。

その彼のお話から私が感じたことをお話したいと思います。

それは、文化の違い、あるいは教育の違いでしょうか。

彼は、小学校4年生から中学校までアメリカの学校で学んでいます。

学校は様々な人種がいる環境。

それがとっても良かったと。

それは、ネイティブには感じられない、同様の悩みを共有できたことだと言います。

そこでは、具体的な内容までは、話を深められませんでしたが、

話を続けて様々な質問をしていると

あることに気が付きます。

だから「ピー」それは「ブーー」とか言ってきます。

それが差別語であったり、ひとを傷つける言葉であったりすると、

その言葉「ピー」「ブー」と表現します。

なぜそのような言葉が出てくるのか。

そこは少し踏み込んで聞きました。

それは、言ってはいけない言葉は、”反射的”に発声できない習慣がついている、

ということです。

たとえば、「モンキー」という言葉を誰に使った場合にどういうことが、おきるのか。

この単語さえこの中学生は口ごもっていました。

ことばのもつ暴力性を教育の中でいかに重要視されているか。

彼の説明から、

私はそれを感じました。

そして、

今回のご親族の原点、白寿を迎えられたおばあさん。

アメリカや中国など、世界で活躍する子どもを育て、今また感性豊かなお孫さんにも祝ってもらう。

すばらしい人生。

心よりお祝い申し上げます。

 

連休前カヤックツアー、ルートの草刈りと漂流ごみ。そして連休当日

以前からやりたいと思っていたカヤックツアーのコースのひとつ、入り江の草刈りと漂流ごみ対策。

連休前に行いました。

スズメバチ対策、駆除のボックスも設置。
効くかきかないかわからないが、「おにやんま君」も。
漂流ゴミは、撤去は難しく、とりあえず見えない場所へ移動

早速、連休中のカヤック体験ツアーでお披露目

上陸後の景観は改善したと思う

海カフェもさらにおいしくなったかな

なお、今回の草刈り機及び漁船での運搬は、宮崎哲人さんにお世話になりました。

いつもありがとうございます。

なお、この場所の地権者の承諾を得て伐採・草刈り等を行っています。

今回、二組。宿泊→相談→カヤックの急な申し込み。それもアリ。但し他の予約がなければ。

ゴールデンウイーク最初の連休には、

外国人やカヤック愛好家がかたゑ庵で宿泊。

天候に恵まれ、

絶好のカヤック日和。

そこで、宿泊者の方、急遽カヤックの申し込み。

予約がちょうど入っていなくて、ではではと、カヤック体験ツアーを楽しんでいただきました。

県内の方がアリゾナ出身の友人を連れてこられました。

スリランカに住んでいたことがあったとのことで、部屋のバティックや飾っているものを見て

それがすぐにスリランカのものだと気づかれました。夜は共通の話題に。

そして、翌日のカヤックを希望。

最高の笑顔!

こちらは、ロサンゼルス出身の旦那さんを連れて宮崎から。

こちらも宿泊して、翌日のカヤック体験ツアーへ。

身長が190cm以上、足のサイズ31cm。準備しているマリンシューズは合うのはなく、今回は裸足で。

カヤックには無理なくは乗れました。

この日は、岡山や神戸からのカヤックグループも宿泊

ここで早速国際交流。ワンちゃんも一緒に宿泊。(10号室はわんちゃん可能)

カートップにカヤックを乗せて続々集まってきます。

今回のチームは、島根半島を美保神社から片江までのコースに挑戦。

ガイドを森山さんにお願い。

絶好のカヤック日和でした。

さあ、ゴールデンウイーク後半へ。

まだ部屋もカヤックの予約も少し空きがあります。

晴天の空の下、カヤックの新たな楽しみ方、魅力探しに。

晴れた空、暖かな日差し、海は凪。

こんな日は、自然と体が動いて、シングルカヤックで海に向かう。

歩いて1分もかからないビーチはありがたい。

カヤックでなんど行っても飽きない片江湾のジオパーク

いつもはゲストを乗せて、予定時間を気にしながらだけど、今日はそれから解放され、のんびり過ごす。

明日からのゴールデンウイークは、また忙しくなるので貴重な日。

いつもとは違うローケーションに上陸。

様々な色形の小石や流木・シーグラスに目が行く。

静かな波の音を聞きながら、ひたすら下を見ながら海岸を歩く。この時間が好きだ。

今回は、SOTOのバーナーを積んで、静かな浜辺で新たなカヤックオプションを考える。

ゲストが、より思い出深いカヤックを楽しんでいただけるものを。

ここで、まずは持ってきた機材の検証。パッキングの方法、風や雨が降ってきた場合、やけどやその他の危険性。

様々な条件を考える。

SOTOのバーナーで湯を沸かし、持参したカップヌードルにお湯を注ぐ。

折り畳み式のフォークやコーヒーに使うカップの使い勝手。トータルの時間。

他に必要なものはないか。現地で行うことで気が付くことがある。

そして、

ここで何をどう調理すればいいか、アイデアを練る。

いつものケニーケトルとは違った使い方を考える。

また新たなアイデアが浮かんできた。

まずは、今回も連休にご予約いただいてる、リピーターの方にお試しいただきたいと思っています。

乞うご期待。

片江湾は観光客も専門家も魅了する、島根半島ジオパークの新たな観光地。

今年もやってきました、洞窟学会の方々

北九州から、いつものリーダー、

そして新たに山口大学の教授や院生。

土曜日は、遊覧船での加賀の潜戸、歩いてジオパークを満喫できる桂島。

そして、日曜日。

こちらに来られる前、事前のお知らせでは、天気予報は良くなく、カヤックは中止の予定で伝えていましたが、

当日は、霧雨状態だったので、とりあえず港内でのパドリングを中心に行うことに。

リバーカヤックとシーカヤックを使ってパドリングの基本的な操作を指導。

海の洞窟調査活動は、カヤック利用は必須。そしてカヤックのパドリング、それに関わる全ての技術の向上は安全性を高めます。

※防波堤で囲まれた片江港内は、外海がかなり荒れていてもこの中は穏やかで、これだけの広い港内はあまりなく、初心者でもパドリングの練習に適しています。
海が荒れてツアーに外海に誰れない場合でも、パドリングの習得をメインに変更することも可能で、かたゑ庵のカヤックのメリットです。

そして、霧雨状態の空が明るくなり、当初心配した雨や風もなく、凪状態。

今だったら外海出られると判断し、

急遽3人乗りカヤックを出し、ジオパークのカヤック体験ツアーへ。

片江湾には、様々な見どころポイントがありますが、今回は地質の専門家。
それに応じた場所を選定ご案内。
「やはりカヤックでないとこの光景は見られないですね」とこのジオパークのすばらしさを感じていただきました。

この地を洞窟学会の方々が、ここを紹介し、次々全国各地から来ていただいています。

今やこの漁村は、

地質に関わる全ての方を魅了し、この地域の成り立ちを最古の昔へといざない、

ここの洞窟や岩肌が語り掛けるメッセージをそれぞれが解釈し、夜が更けるまで、かたゑ庵で語り合う。

そんな場所になってきた。

そして、今までかたゑ庵のカヤック体験ツアーに参加した一般の方々も、

専門家でなくともこのジオパークの美しさや非日常の洞窟のアプローチなど、

感動をもって口にされます。

その魅力は、今や海外まで少しずつではありますが、広がりつつあることを感じています。

 

今回は、少しマニアックなカヤック体験ツアーコースご案内。

日ごろ島根県内各地で活躍のジオガイドの皆さんにカヤック体験ツアーを行いました。

前回、午後から海上の状態が悪くなり、今回予備日で行いました。

海の状態は、晴れて凪。最高のコンデション。

そこで今回はジオガイドの方ということで、

少しマニアックな場所へご案内しました。

今回は、凪な時でないと着岸できず、安全に上陸できない場所。

洞窟内は天井が低く、今回はヘルメットを貸し出ししました。

昨年洞窟学会チームが発見した「洞窟サンゴ」
1cmくらいな長さの細い突起状のものがぎっしり天井に広がっています。
Goproで撮影して静止画にしましたので、不鮮明ですみません。


コウモリの糞のあと。ここにコロニーがあったと思われます。

今回、参加者のジオガイドの河野美智さんが当日撮影された動画を編集して送っていただきました。
地元テレビ局の元アナウンサーだったこともあり、動画編集も慣れておられ、当日の様子がよくわかります。

カヤックで行く片江湾の見どころは初心者はもとより洞窟学会が熱心にここに来る(今週末も全国各地から来られます)など、

地質学に関心がある方まで、変化にとんだこの場所は様々な方々を魅了しています。

一度のツアーでは片江湾のすべてのコースは行けません。

今回は、海から桜を拝めるなど、四季折々の楽しみ方もあり、

そのためリピーターの方も多く、

今までの最高は9回このツアーを使っていているご夫婦。

いかにこの地のポテンシャルが高いか。

サバイバル海カフェ、海での野点のオプション、楽器演奏・動画撮影など様々なアイデアで

皆さんがカヤックをより楽しんでいただけるように日々努力しています。

青年の船同窓会@かたゑ庵3泊4日、39年ぶり、あの日にワープ。

それは昨年のこと。

「青年の船」の同窓会をかたゑ庵で行いたい。

そんなメールが届いた。

そして、何度かやり取りをして、今回奈良(自動車)・東京(飛行機)・鹿児島(電車乗り換え7時間)から5名の方がかたゑ庵へおこしになった。

当時の写真や船内での広報誌など持ち寄る。


広報誌のメンバーの熱量が伝わってくるわら半紙の手書きの記事

※「仲間たち」かたゑ庵で保管となりました。ここで閲覧可能です。



39年間ほとんど開くことのなかったそれぞれ持ち寄ったアルバム。
インド・パキスタン・スリランカ・シンガポールの寄港地活動
そして船内活動の写真に39年前に一気にワープ。


当時インドで買ったサリーやネパールのメンバーにもらったトッピーやスリランカで買ったバティックをはおって撮影会も

3泊4日をゆったり過ごす。かたゑ庵から歩いて1分のビーチで朝日を浴びながらヨガ。


食事をみんなで一緒に作る。この前日にタイミングよく、お客さんからお礼の贈り物とした送っていただいた
さぬきうどんや「お肉のヒガシハラ」の牛肉すき焼きが当日翌日のメインメニューに。
(香川の平井さんありがとうございました。送っていただいた贈り物がここでしっかり生かされています
お世話になった松の剪定のお話もさせていただきました)

今回のメインイベントはカヤック
心配された天候も出雲の神が守ってくれたようで波がなく凪状態。


桜が満開の神社を海から参拝。めったに桜を海から見ながら参拝はできない最高のタイミング。

カヤックでないと行けないルートや洞窟


透明度抜群の入り江

その無人の入り江でオプションのサバイバル海カフェ


私のカヤック相方、イケメンの宮崎さんは大人気


最終日のBBQにはその宮崎さんも誘って参加していただきました。
宮崎さん漁師でもあるのでなんと急遽海に出てワカメを海にとりに。
そこでワカメのしゃぶしゃぶが追加。更に地酒の李白高級酒も持参。
宮崎さんありがとうございました。

観光は、かたゑ庵の地の利を生かし、
美保神社・美保関灯台・青石畳
鬼太郎ロード
温泉
出雲大社

足立美術館
行列ができる海鮮料理の味処まつや
出雲そば
かたゑ庵から歩いて行ける片江の神社・お寺・古道散策
そしてカヤック体験ツアー

皆さんが希望したすべてが観光できました。

ゲストハウスをやっていなかったらこんな再会は、なかったでしょう。
今回の4日間は、私はまた一緒に旅をしている
夢のような時間を過ごさせていただきました。
それぞれ現在は、通訳ボランティアやNPO立ち上げ外国人対応のガイド・ヨガのインストラクターなど、活躍していました。
聞けば、今回来れなかった当時のメンバーが来たいとのこと。
いつか、あの時の外国人メンバーも来るかもしれません。
また楽しみにお待ちします。
今回来ていただいた方、新たな楽しい思い出ができましたありがとうございました。

最後にこの内閣府主催の「青年の船」他国際交流事業の募集の紹介です。
締め切り4/19間近です。ぜひ年齢対象の方はエントリーしてみてください。
内閣府青年国際交流

来年の2月には、島根にこの「青年の船」が寄港し、4日間県内交流があります。
この事業が始まって島根県に来るのは初めてで、大きなイベントになります。
約200人以上(外国人10カ国以上)が来ます。
現在、その準備を実行委員会で始めています。興味のある方はぜひお知らせください。
ボランティアスタッフも募集しています。

 

LAから国際電話でカヤック申し込み、ジオパーク楽しんでいただきました。

それは、3月中頃でした。

電話がかかってきました。

かたゑ庵の電話番号は、転送でスマフォで受けます。

迷惑電話もこれでかなり、防げます。

今回は、アメリカ合衆国表示!。

電話にでると、女性の声。

しかも日本語。

「今、ロサンゼルスから電話しています。カヤックの予約をしたい」

とのこと。

そしてwebから申し込んでいただいて、

メールでやり取りすることに。

アメリカ人のご主人と二人でカヤック体験ツアーの申し込みとなりました。

何度かメールのやり取りをしました。

日本での旅行プランは、

まずは、京都へ行って観光、

そして出雲大社へ参拝。

そして昨日

出雲から電車で松江駅、

そこからタクシーでかたゑ庵へ9時半に到着して

かたゑ庵でのカヤック体験ツアーへ。

カヤックツアーがスタートしました。

アメリカ人のご主人とのことで、

私がRow Row Row Your Boatと歌いだすと3人の輪唱がはじまりました。

奥さんも中学の時に習った歌でした。

メールで結婚記念日が今週末との聞いていたので、
サプライズでギタレレをカヤックに積んで行って、聖者の行進で祝福。

かたゑ庵の古民家内で甲冑の前で撮影。

やはり甲冑や日本刀は関心が高い。

かたゑ庵のオーディオルームのレコード盤に興味津々。

BBQもご予約

そして、ここでのお話が、すごかった。

まずロサンゼルスのご自宅。

30人ものゲストをもてなされる広いリビング。

そこにはスタインウェイ のグランドピアノ

この動画で歌いながらピアノ演奏している人は、アネットスミス(アネット・ワーレン)という女性歌手103歳。

アネットスミスの若い時の写真

右のスマフォに女優エバーガードナー昔の写真を表示した意味は、

アネットスミスさんは、女優エバーガードナーの歌の吹き替えをしていたという。

映画界では、女優の歌う場面を他の人が吹き返して歌うことは、まま、あったようです。

そして、今回のゲストは、アパレルを通じて、

著名な歌手・女優やディズニーランドの衣装も関わり、私が知っている日本の女優さんともつながってらした。

ここまでの話にどんどん引き込まれています。

しかし、一番印象に残ったのは、

今回のゲストのアパレル業界で成功するまでのたいへんな道のり。

アメリカに留学し、そこから生活費を捻出するために様々なアルバイトなど掛け持ちでやってきたこと、

その中でも、新聞配達について、「ニューヨークタイムズは、午前5時までに配り終えなくてはならなかったんですよ」

この様々なご苦労なさったお話が明るい声で力強く次々できます、

私にはこのゲストの壮大な人生がズドンと伝わってきました。

そして、ご主人との出会いがよりいっそう人生を豊かにしていると、

今回のご主人の奥様への気配りから感じました。

最後に迎えのタクシーがかたゑ庵へ到着。

そして、ここでお見送りしました。

しかし、ここでハプニング。

お支払いしていただいた金額が間違っていて、

多くお支払いとなっていて、

それを届けに次の訪問先松江城へ車をとばす。

堀川遊覧チケット売り場で再会し、

そこで、差額をお渡しすることができました。

あってはならない私のミス。

ここでの別れ際、

「青戸さん、ロスの自宅に奥様もいっしょにぜひ来てくださいね。」

ご出発する前もそのお誘いをいただき、またここでも。

社交辞令ではなく、

本気でお誘いいただいていると感じました。

また今回、再会したい人の国がひとつ増えました。

そのためには、よりいっそう頑張らんといけません。

2019年やっとの思いでこぎつけたゲストハウスのオープン。

そして翌年のコロナ。

コロナ禍で失ったこのゲストハウスの損失や影響は、言うまでもなく大きかった。

しかし、

再会を夢見て

今回、また頑張れるエネルーギーをいただきました。

ありがとうございました。