青年の船inかたゑ庵。私のスピーチ、観光地でないところからの観光地化について。

あの後、

午後から民食が終わると、

かたゑ庵の古民家スペース2間16畳にぎっしり

24名の青年たち集合、

ここで私のスピーチから始まりました。

このような外国青年受け入れは事業は、ボランティアとして長い間関わってきましたが

私のこだわりとして、

毎回、今まで自分がやっていなかったことや新たに挑戦したいことを

取り入れるようにしてきました。

例えば、英語圏以外の国のゲストの場合、その国の言葉を少しでも覚えて使う。

少々下手でも楽器の演奏を披露する。(プロよりもホストファミリーの演奏の方がうけるんです)

また

今回の英語については、不得意なので、この機会を使って少しでも人前で話せるようになるためです。

今回のスピーチは、自分の中ではかなりハードルをあげました。

パワーポイントを敢えて使わない。

そして、すべて英語で話す。

スピーチ原稿を持たない読まない。

ことを決めました。

憧れは、TED!

そのため、昨年12月からスピーチ内容を考え、

少しづつ声に出して、練習をしていました。

竹のワークショップから今回のテーマそして、最後のメッセージについてのスピーチまで。

できるだけ外国青年の表情を見ながら話したかったんです。

また、このことは、今回私が話したスピーチの内容にも関係します。

ただ英語の発音や言い回しについて間違っていないかは、不安材料でした。

そうしたところに救世主現る。

今年1月に片江の墨付け祭りに来ていた外国人数人と出会い、
その時の写真。

その中の一人(左緑の服)が今回の青年の船イベントを知り、

彼女からメールが来ます。

このイベントに協力したいと。

そこから、スピーチ内容について、相談をさせていただきました。

さらに、何度か島根大学前のガストで会い、私の英語内容や発音を聞いていただきました。

おそらく、店内に私の声が響いていたと思います。

声がでかいので。

さて当日

椅子に座ると12カ国の青年24人のキラキラした48の瞳が私のすぐそばに飛び込んできます。
私を囲むようにレイアウト、これは私のこだわり。糸井重里のNHK番組「YOU」のレイアウト影響。(この番組、知らない人が多いいでしょう)
また、この近さがとってもいい。

今回の青年の船での研修は、8つのテーマに別れ、この24人チームのテーマは、「観光」です。

そこで私が話した内容は、

まずは、40年前に私が青年の船に参加した時の話と

その経験が後に大きな影響を私に与えたこと。

それに続き、

20年前、松江市内からこの漁村へ移住し、家族4人とここで10年間過ごしたこと。

そこで感じた過疎地としての課題から

ゲストハウスの可能性へ。

更にそこから、

観光地でないところをどうしたら観光地にできるか。

これについて、今までの取り組んできたことやその思いをお話しました。

やはり一瞬、次なんだっけと、英語が詰まる場面もありましたが、

なんとか最後までお話でき、

対面でのスピーチは、それぞれの表情が読み取れ、どういった反応か

私の気持ちが伝わっているかどうか、すぐに感じとることができました。

スピーチ後の拍手にほっとし、

この話が終わると4グループに分かれて、ディスカッションがはじまります。

古民家レイアウトの田の字型スペースを活用し、それぞれの場所でディスカッション。

下、右にいるグリーンの服が今回お世話になりました。アメリカ人のローラさんです。
今回スタッフとしても活躍していただきました。

そして4グループのデスカッションのまとめをチームリーダーが話し、
それを受けて私が最後のスピーチをしました。

ここに私の最後のスピーチの部分を英文で入れておきます。

この内容からなぜ私がパワーポイントを使わず、

そして対面にこだわったかがわかっていただければと

思います。

Thank you all for the meaningful discussion.

It’s wonderful that talented young people from 12 countries came to this small village to meet and discuss in person.

In this age of social media, we can access a lot of  information iIn the world anytime.

However,
I think it’s very important to meet and talk in person,

Because we can know the truth

And We can feel the atmosphere and people’s expressions.

Finally, I am confident that this Youth Ship program will have a wonderful impact on your future.

I believe it will inspire you to create a better world.

Thank you very much

そしてこの後サプライズを用意。

これに全員大盛り上がり。

それができたのも、

今回ぜひ手伝わせてほしいと、私に連絡いただいた、

ボランティア希望の方々。

この人たちがいたから、組み込めたサプライズです。

それは次回に。

 

青年の船inかたゑ庵。ホームビジット(民食)

午後から。

5年前にホームビジットの民食というサービスを始めました。

現在はコロナ禍を経て中止したままですが

今回は、地元の皆さんにお願いし、

特別にそれを再現ししました。

これは、2月6日に行った民食協力者の説明会の時の写真です。

かたゑ庵のラウンジで。

そして本番。

それぞれのホストファミリーへのが迎えに来ました。

各2名の外国青年と2名の日本人青年を受けていただきました。

そして家庭では、

たこ焼きパーティやおにぎり・手巻き寿司など、

食材を選んで食べられるように配慮していただきました。

また食後は家庭それぞれ創意工夫をされ、

折り紙などで子どもさんも一緒に楽しんでいただきました。

その晩は、ホストファミリーへ集まっていただいてそれぞれに感想など

言っていただきました。

それぞれ楽しんでいただいたようで、

特にお子さんのいる家庭では、子どもが特に喜んでいたとのことでした。

新たな私の反省材料もいただき、今後に生かせることにもなりました。

またこんの夕方7時から始めた反省会は、いつの間にか

片江の将来を語る議論となり、11時近くまで話しました。

皆さんお疲れさまでした。

次回は、

私のこれまでのかたゑ庵の取り組みを12カ国の青年に

お話した内容とサプライズ企画もあります。

 

青年の船inかたゑ庵。午前中の部、竹のワークショップ

当初先に浜田港に寄港する予定が、しけのため急遽境港に7日寄港。

そこからまずは、予定地の浜田方面にバスで移動。

7日に撮影のにっぽん丸。

そして、11日境港から大型バスで、かたゑ庵へ12カ国24名の青年がやってきました。

心配しました雪もこの日は、道路にも雪はなく、とりあえず安心しました。

かたゑ庵に着くと、予定より早めに着いたので、雪の心配もなくなったことから

そのまま私が乗り込んで、すぐ近くの景観のいい海岸へ案内。

もうここで、もう皆さん盛り上がります。

いつもここを紹介します。かたゑ庵から車で5分くらい。

みんな絶景に感動していました。

そして、かたゑ庵に再度着、まずは、竹のワークショップ。

私から竹の切り方なの教えていきます。
まずは、花瓶と箸を作り、後は、時間まで自由に制作。

暖を取るために地元の人が焚火を2か所用意していただきました。

 

雪や雨を想定して二か所舟屋を貸していただきました。

以前ノルウエーの青年団体に竹のワークショップをはじめて行ったとき

竹の無い国から来た人はこんなに盛り上がるのかと、驚いたことを思い出します。

今回もそう、特に今回のプログラムで視察などは、受け身になりがちなので、余計夢中で制作したと思います。

みなさんの製作品です。

とりあえず本日は、午前中の竹のワークショップをアップしておきます。

今後、

午後からの民食、

そしてかたゑの今まで取り組んできたことの私のスピーチ。

4班に分かれてのディスカッションとなり、

私からの最後のメッセージへと続きます。

それが終了するとここでのスケジュールは終了。

翌日には、私や民食でお世話になった方を連れ

にっぽん丸に乗船して、200名が学んだ内容の発表を聞き。

そして船内巡りをお伝えする予定です。

乞うご期待。

ちなみに明日は美保関小学校の4年生児童全員が国際交流について、

私の話を聞きにきます。

いよいよかたゑ庵へ12カ国の青年が青年の船(にっぽん丸)でやってきます

下記事情で、ブログの更新ができず失礼しています。

約1年前に、青年の船が島根県に寄港し、県内での寄港地活動が決まりました。

その後、受け入れ委員会が立ち上がり、県内での実施計画ができました。

それは、

コミュニティ・デザイン・ 伝統文化 ・教育・ 環境保全 ・ 多文化共生 ・ 観光 ・ 若者の力・ 福祉 の8テーマで

県内視察や体験が準備されました。

かたゑ庵は、観光のテーマでの受け入れです。

この準備で、忙しくしています。

ありがたいことに片江地元の有志も昨年から

竹のワークショップのための竹やぶからの搬出など手伝っていただいて、

更には、1月の片江の墨付け祭りに来ていた外国人(ここで初めて出会った)が

このプログラムを知って、ボランティアを買って出てくれました。

早速、私が使う英語のチェックに協力。いまとっても助かっています。

更に、今週このプログラムを知った市内の方々が新たに加わり、

その方々のおかげで、今回のプログラムに新たなサプライズ企画ができそうです。

そんな、毎日が瞬く間に過ぎていく昨今です。

 

11日、当日の内容は、

午前中10時から 竹のワークショップ

を12カ国の青年に竹で作品を作ってもらいます。

特に竹が生えない地域の国の方は関心が高く、5年前ノルウエーの団体13人が体験し、とても好評でした。

ここでは、竹の繁殖による地滑りなどの環境破壊と竹の有効利用を考えます。

特に竹は、日本文化の中の様々なところで重要な役目をしています。

お茶の茶筅でや竹しゃく、特に版画のばれんは、私のブログでも紹介しましたが

竹皮で作った特別なばれんは、版画の刷りあがりに大きな役割を果たしています。

そのことは、こちらの私のブログでご覧ください。

昼食時は、「民食」

片江の住人家庭に訪問し、家族と一緒に昼食を行います。

本日は、そのホストファミリーへの最終説明会となります。

午後1時50分からは、

かたゑ庵古民家内で、

かたゑ庵の5年間の取り組みを私がお話します。

急激な人口減少の中で、

観光地でないところをいかに魅力的な観光地にしていくか。

景観を損なわず、地域の特性を生かし、地域の人の協力を得て、

コロナ禍を経て行ってきた内容をお話します。

そして、そのあと、12カ国の青年が4つのグループに分かれディスカッションします。

テーマは、観光資源のアイデアを考えます。

特に観光地でないところに

そこにあるものを生かした

各国の実例やアイデアを考えます。

そして、16時には境港のにっぽん丸へ大型バスで帰ります。

翌日は、出航を見送ります。

私は乗船許可(3時間)がでてますので、

40年前に乗ったにっぽん丸との違いをしっかり見てきたいと思います。

また今後は、この記録をwebで紹介します。

今しばらくお待ちください。

なお、昨日の情報で、最初の県内の寄港地、浜田港は着岸できず、そのまま次の寄港地境港へ変更とのこと。

境港には明日予定を早め7日着く予定です。

無事着いてくれることを願っています。

さあ、あと4日、もう時間がない!

日程表

片江の墨付け史上初、外国人の神輿担ぎ+海投げ入れ。

今年の片江の墨付け祭りに、外国人の姿が10人近く見かけられました。

今回、外国人も神輿を一緒に担いで練り歩き、

更には、いつもの海への投げ入れも体感。

外国人が神輿を担ぐのも、

海へ投げられるのも、

片江の墨付け祭り史上初めてです。

海側から見るたくさんのギャラリーやカメラマン。

私は海から身近でinsta360で撮影。

海へ入り練り歩き、右端薄いブルーの法被が外国人の方

恒例、海への投げ入れ

次々担がれて投げ入れられます。

そして外国人の方の番

せーのーで

どぼん

その方は、

アメリカ人 サミュエル・テイラーさん。ALT

片江の墨付け祭りで外国人として初めて経験された方になります。

このチャレンジの勇気を称えます。

私も海に入りましたが今年は例年より冷たく感じました。

そして、外国人の皆さん初対面でしたが

この後、外国人の皆さんに声をかけかたゑ庵へ案内し、

シャワーを使ってもらって、着替えをしていただきました。

ここでジオパークの話題を入れると、すぐに反応したのが

インド人の女性。

まず外国人に「ジオパーク」といっても今まですぐにわかった方は

いませんでした。

まだまだジオパークという言葉が認知されてないことを強く感じてましたが、

今回は、違いました。

聞きますと島根大学で地質学の教授をしているとのこと。

それでガッテン。

すぐに共通に知ってる教授の名前がでて、いっきにジオパークの話へ。

またALTなど、かたゑ庵へ新たな外国人の仲間ができました。

皆カヤックにも興味をもっていただきました。

一方、墨付け祭りに来られるカメラマンは、毎年多く来られます。

中でも、毎年欠かさずこの墨付け祭りに来ている方があります。

その方々とも顔なじみになっている方もあります。

その中のひとりが声をかけてきました。l

今回、13年前(家族とここに移住してたころ)に私を写した写真を額に入れて持参。

そしてそれと一緒に撮らせてほしいとのこと、快諾。

本日、その写真プリントアウトしてわざわざかたゑ庵まで届けていただきました。

境港の北野様、ありがとうございました。

13年前の私と再会

また今回撮影した動画は編集してこちらで紹介します。

今しばらくお待ちください。

なお、この原稿を書いている途中で、今回の墨付け祭りも取材され

英字新聞を書いている斎藤さんから

英字新聞の記事ができたと送ってきました。

リンクページを入れておきますので、ぜひ身近な外国人にもお知らせください。

Katae Black Ink Festival Ushers in New Year with Age-Old Traditions | THE DEITIES

あけましておめでとうございます。ゲストハウスかたゑ庵

あけましておめでとうございます。

昨年は、かたゑ庵オープン5周年を迎え、

つくづくゲストの皆様方々や地元の方々のおかげで

ここまでやってこれたと感謝しています。

ありがとうございます。

6年目の今年はさらに飛躍の年にできればと思っています。

早速、今年の2月には、内閣府の「青年の船」事業により、にっぽん丸が浜田港・境港寄港し、

島根県内で、約200人、12カ国の青年が5日間寄港地活動を行います。

県内活動では

コミュニティ・デザイン ・伝統文化・教育・環境保全・多文化共生・観光・若者の力・福祉の

8つのテーマで

様々な場所へ行きますが、

かたゑ庵へも観光というテーマで12カ国、24名の青年が訪問します。

そのため昨年から地元の方々の協力を得て

ホームビジットの「民食」や「過疎化と観光」などキーワードに

ディスカッション内容等の当日の準備を進めています。

下記は、外国人青年たちと行う竹のワークショップのための竹やぶから竹を切り出す準備。

今回は、12カ国の内9カ国が竹の生息しない地域からきます。

以前同様のノルウエーの青年グループ12名にこのワークショップを行って、

好評だったことから今回行います。

特に竹は日本文化の中でも大きな役割を果たしています。

昨年かたゑ庵へ宿泊されたドキュメンタリー映画の作成者に

浮世絵の版画のばれんについて

ドキュメンタリー映画にされた話を聞かせていただきました。

日本の芸術文化にも大きな役割を果たしてきた竹。

このドキュメンタリーをごご覧になれば、改めてご理解できると思います。

詳細はこちらをご覧ください

そして、

今回、事前準備として

スタッフにまずは竹の切り方をお伝えするのですが、

初めての経験の言うことで、

すでにここでも盛り上がっています。

この後実際に作品作りをしながら、必要な機材や時間に収まるかどうか。

そして安全面をも考慮し、準備をすすめます。

地元の方々にも昨年からご協力いただきお世話になっております。

青年の船事業はコロナで中止になっていましたが、

昨年から日本列島を一周するクルーズで再スタートしました。

本来は海外の国を巡るクルーズなのですが

今年も国内のみのクルーズになります。

ということは、

今後世界を巡るツアーが再開されることになれば

これからは、日本列島を周遊することは、ないと思われます。

つまり、今回の青年の船によるにっぽん丸の島根の寄港は、

最初で最後となると思います。

それだけに、いままでにないより素晴らしい受け入れ事業になるよう

関係者一同頑張っています。

今年もよろしくお願いします。

 

 

 

冬の誘客、チャールストン・昭和スキーで攻めてみる

今年もあとわずか、

冬はとたんにゲストの足が遠のくシーズン。

でも諦めません。

今年は大山スキー場もオープンから雪があり、

期待できそうなので、

プロモーションビデオ撮る為行ってきました。

いつものように

昭和の板エラン、スキーウエアー(30年以上前)

にて、

今回は、昔やっていたチャールストンの滑りです。

今回は、今年の夏から大活躍のInsta360カメラでの収録。

悪あがきの今年最後の動画です。

この動画を見て、懐かしさを感じてかたゑ庵へ来てもらおうとの魂胆ですが

はて。

ここに来て頂くメリットは、先日のブログを参照ください

今年もたくさんの方々にお世話になりました。

来年が皆様にとって素晴らしい年になることをお祈りしています。

良いお年を!