昨日、名古屋から来た25才の青年。
名古屋空港から飛行機に自転車を乗せて、出雲空子へ。
新幹線に自転車を乗せていくより安いとのこと。
そして、出雲空港から、かたゑ庵まで、自転車で。
このような方法もありと関心。
翌日は、朝のフェリーで隠岐の島日帰り。
その後、自転車で出雲大社から広島、しまなみ海道を通って高知の旅、そして旅は続く。
そして、その前は。
東京から50ccバイクできた法政大学3回生。
日本一周を目指しての旅。
どちらも青春真っただ中。
夜、カウンター越しに話を聞く。
どちらも旅の中で、何かを得ようと、熱い情熱が伝わってくる。
私もその前向きなエネルギーをいただいた。
そして今日、名古屋から来た自転車旅の青年を見送って、
何気にテレビをつけると、
ダンスoneプロジェクトという番組をやっていた。
全国の高校生がそれぞれの振り付けでダンスを披露。
多くの高校からエントリーし、すべてのダンスが約4分程度に編集され、オンエアーされていた。
ダンスoneプロジェクトとは
「新型コロナウイルスの影響で活動が制限された全国の高校ダンス部を応援するという番組人気企画。 テーマ曲、YOASOBIの「群青」にのせ、各校オリジナルダンスと“バブリーダンス”の振り付けで知られるカリスマ振付師、akaneさんが考案したダンスパートを踊った動画を投稿するというもの。 全国の245チームから応募があった。」ネットから引用。
もお、一瞬で見入ってしまった。
青春を思いっきりこのダンスにぶっつけている姿。
コロナのうっぷんを晴らすかのように。
途中から涙がでてきてしょうがない。
自分でもなぜだろうと思うほど。
生存していくための、凄まじい競争社会にあって、
今回のプロジェクトは、
このダンスに優劣をつけ、優勝を争うものではない。
そのことが、
それぞれのダンスが一体となって、一直線に同じ方向に向かって胸に響いてくる。
それが、このダンスの価値感を高め、共感されると感じた。
それは、コロナ過の中「行き場」のなかった高校生が
このダンスに「生き場」を見つけたのではないか。
そして、今回、旅の途中で、
かたゑ庵を利用していただいた青年の方々もまた、
それぞれが、旅に自分自身の新たな発見と生きていく意味を委ね、
それは、自分自身が生かされる「生き場」を探し求めているような気がした。
それは、何歳になっても同じ。
私自身も「生き場」を求め、ここで、旅人との語らいの中で、
そのこたえをずっと探し続けていくのだろう。