自然インストラクターの福田貴之さん(NPO法人隠岐の島しぜんむら)に片江に来ていただき、
ガイドと巡る片江古道のイベントがありました。
イベント前日にかたゑ庵にご宿泊していただき、
まず、前夜祭が行われました。
翌日参加の方も前夜祭だけ参加の方も来ていただき盛り上がりました。
最前列は、たまたま当日宿泊された京都から来られました大学生のお二方。
まったく知らない人同士が集える、ゲストハウスならではの交流と場となりました。
お二方、福岡出身とのことで、同じ県出身の参加者もあり、さらにヒートアップ。
出雲大社が目的。
前夜祭に来ていた美保関観光協会関係者が、美保神社を紹介。
美保神社も急遽予定に。
翌日、早朝その関係者直々に案内。
またカヤックも希望されましたが、天気が悪く、次回の楽しみになりました。
更に
隠岐の島から来れた福田さんは、岩ガキの差し入れもあり、最高な前夜祭。
岩ガキは、大きくて、とっておいしかったです。
いつものアウトドアーの仕掛け人、熊崎さんは、竹灯篭もってきてかたゑ庵の前を素敵に演出していただきました。
翌日は、かたゑ庵を会場に町内の長老に来ていただき、片江古道にまつわるお話をいただきました。
そのお話が終わると午後片江古道へ。
まずは途中にある方結神社(かたえじんじゃ)に参拝。
今回のガイド福田さんも参加者の無事を祈って柏手。
入り口には、一昨年設置した片江古道の説明看板。
宮崎哲人さんによる解説。
滝のある場所でひといき。
峠の地蔵さんに到着。
一昨年、未開拓の片江古道へ行った時にはこの地蔵さんが倒れた状態でした。
長老を連れてここに来た時に、その長老は70年ぶりの地蔵さんとの再会ということで、
感激の涙を流しておられました。
学生の時に境港の学校へ行くためにこの峠を片道約2時間半かけて通っていたとのこと。
その当時「片江船団」という全国にもその名を知られた大きな船団があり、
この長老はその通信士「モールス信号」になるために通っていたそうです。
そして念願の「片江船団」の通信士として働いた。
この片江古道の地蔵さんはその姿をじっと見守っていただいたと思います。
今回、松江城で武士をやっているお二方や里山大好きな方々が集まり、
地元の若松屋の川本さんも帯同、福田さんの様々な解説を聞きながらとても楽しいひとときが過ごせました。