このホームページに来てくださった皆さん、
ようこそ、ここまでたどり着いていただきました。
言うまでも無く、独自のホームページは、そこにメッセージを書き込んでも
ここまでたどり着いて、いただかなければ読んでいただけません。
フェイスブックやツイッターのようなプッシュ型であれば、一瞬の内にだれかにメッセージは届くのですが、
私は敢えてそのプラットフォームを使いません。
更に言えば、旅行サイトにも登録していません。
今回はその理由に触れませんがご宿泊される方にはお話しています。
ので、興味ある方はぜひかたゑ庵へお越しください。
さて、本日かたゑ庵は、お陰様でオープンして3周年目を迎えました。
この間、地域の方々はじめ多くの皆さんのおかげでここまでこれました。
ありがとうございます。
2019年8月、外国人観光客をターゲットにオープンし、「民食」のアイデアで
多くのマスコミに取り上げられました。
しかし翌年にコロナ禍で、当初の計画は見直しをしなくてはなりませんでした。
まずは、改めてswot分析からはじめ、自分を含めた地域のリソースを探り、その上でアイデアを練り、
まずは、実践へというルーティン。
その見直しこそ、今、見えてきたものは、当初考えていたことと見事に符合してきた、
そのヒントがここにあります。
それは「地球の歩き方」
今回の話題に触れるため、これは本棚から引っ張り出してきた。1987~1988年版。
34年くらい前に買ったもの。
久しぶりに読んでみると、「キャッシュカードとは、何か」など解説して、当時の様子がよくわかる。
この「地球の歩き方」のポイントは、
メジャーな観光地に飽きた、あるいはお膳立てのない自由で、セレンディピティを意識した好奇心溢れる旅行者向けだったのではないかと思います。
その「地球の歩き方」が新たな挑戦をしています。
NHKのホームページ「地球の歩き方」多摩版が人気 多摩の魅力を探ってきました
ここでもポイントは、かつて地球の歩き方は、海外が主でした。
しかし、今このコロナ禍でポイントを国内に移し、新たに出版し、今はハワイやインドを押しのけ「多摩地域」版が大人気とのことです。
マイクロツーリズムとして、足元をじっくり探せば、魅力的なところが、国内でもまだまだあるということです。
そして、改めてかたゑ庵のある、この漁村の足元を見てみましょう。
片江地区は、観光地のような目立つ看板も無く、漁船が行き交う湾、網の手入れ作業の漁師の姿や、定置網の水揚げ風景が見られる、漁村ならではの生活感溢れる漁村。
この原風景こそ商業化された観光地に無い魅力。
そして、カヤックで10分も漕げば、人口建築物のまったくないリアス式海岸の絶景、透明度の高い海岸と洞窟へのツアー。
海だけではない、昨年地域の手で整備された片江古道は、日本海から中海へ繋がるトレッキングコースに。
冒頭、私が「当初考えていたことと見事に符合してきた」というのは、
観光地でないこの片江地区にどうやって集客するか、
今振り返れば、
それは、観光地でない場所を積極的に紹介してきた、地球の歩き方目線の外国人がターゲットだったと思います。
それは外国人だけでなく、国内にいる方にも当てはまるのではないかと思います。
すでに、かたゑ庵のお客さんにもそれが表れています。
県外からのお客さんもありますが、
もっとも多いのは、
松江・境港・米子。こんなに近いところから来ていただいています。
特にカヤック体験ツアーにおいては、
「こんなに近くに別世界があった」「遠くに行かなくても」
との声をいただき、リピーターも増え、少しづつ片江地区の魅力が伝わっていくのを感じています。
いつか、この地球の歩き方の島根県「片江地区版」ができるのでは。
と本気で思っています。
ここには、地球の歩き方で、取り上げていただけるだけのポテンシャルがあります。
いつの日か、「地球の歩き方」がこのホームページにたどり着いていただける日をお待ちしております。