明日からホーランエンヤが開催され、松江市は多くの観光客が訪れ、たくさんの人でにぎわいます。
経済効果、28億円とのこと。
観光地はいかに集客するかが、大きなポイントです。
別な言葉では地域活性化ともいえます。
この”活性化”これって、そのまんま、どこでも当てはめていくとどうなるでしょうか。
かえって地域にとっては、好ましくないことも起こってくるのではと、
私に直観させた言葉が「活性化ではなく沈静化」です。
この言葉の主は、木次乳業の佐藤忠吉さんです。すでにご存じの方が多いので、紹介は省きますが、
私が佐藤忠吉さんに最初に出会ったのは、20年くらい前、新聞に「県内で有機農法研究会発足」その記事を見て、主催者に飛び込み参加の承諾を得て会場に行き、そこにいらしたのが忠吉さん。知れば知るほどその生き方に共感していきました。
その後、2006年に作家森まゆみさんが、佐藤忠吉と「木次乳業」をめぐる人々「自主独立農業という仕事」タイトルの本を出版。その出版記念パーティに私も出席させていただきました。
当時、NHK松江支局のディレクターの川村さんがこの出版記念パーティにお誘いしていただいきました。
この忠吉さんの「活性化ではなく沈静化」の言葉に続くのが「共生」です。
かたゑ庵プロジェクトに書いています「観光地にしたくない、歓交地にしたい」は、ココから発想が生まれました。
川村さんには、これから私がこの忠吉さん路線を歩み間違えないように、ぜひプロジェクトの検証をお願いしたいと思います。
もちろん、かたゑ庵で地元の方と一緒に飲みながら。
待ってまーす。
この写真の下駄は、出版記念パーティで出席者に配られ、いただいたものです。
下駄のミニチュアです。
忠吉さん、自分自身を踏まれる下駄におきかえていらっしゃいました。踏まれても踏まれても、なおもこだわっていく、
忠吉さんの生きざまとそのメッセージが込められています。